台屋 プロフィール

台屋 工場

 

 

 

 

1946年から続く鉋台製造会社

 

台屋はものづくりの町、新潟県の三条市にて(有)山谷製作所の中で立ち上がりました。(有)山谷製作所は1946年創業。木工業ではありますがメインで作っているものは大工道具の鉋(かんな)の木の部分である”鉋台”と少々変わっています。現在は二代目と三代目が家業を守っています。

 

 

 

歴史

 

戦後間もなく先代が三条に帰ってきて始めた仕事が戦前から修業をしていた鉋台の製造でした。

 

地の利と言ったらいいでしょうか。三条市は金物の町として古くは江戸時代、和釘づくりにはじまり近代に入ると鉋刃を製造する会社もたくさん増え、それに合わせるように鉋台の製造会社も約70社(鉋組合事業者数)はありました。しかし、時代の波に飲まれ、いまでは10数社に減少し高齢化の波です。

 

それでも生き残れたのはプロ用、教材用、一般用と幅広くていねいな仕事をしてきたこと、古い業界ではありますが新しいことにチャレンジしてきたことなのかと思います。あ、それと運がよかったことでしょうか。


工房始動

 

台屋の本業の大工道具の鉋刃(かんなば)を台(木部)に仕込む技術。鉋刃は一枚一枚厚みの違いや角度、クセがありそれに応じた台を作る必要があります。一朝一夕にできることではありません。その技術は何十年とただただ同じことを繰り返してきたことによる技術、その経験を次の世代にしっかりと伝承させてきたことによる結晶です。現在は2代目3代目がその技術を習得中ですが終着はないと考えています。

 

その技術を消さないため、後世に伝えるためにもう少し視野を広げて製品作りに生かしたいと考えました。考え始めて少し経った、2013年12月「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産として登録されました。

 

私共も伝統的な食文化を広めるという思いから、以前より頭の片隅にあった「鰹節削り器」。いままで製作しなかった箱は無垢材を削り出して作るという発想で私どもがやってきた鉋台製作技術を生かせるものを開発。試作、失敗を繰り返して商品としての価値あるものに仕上がりました。このような経緯から山谷製作所内に大工道具とは別の製品作りをする「台屋」を始動させることとなりました。

 

作るだけでなくアフターフォローも大切に、できるかぎりお客様との距離を近づけたいと考えております。今後も台屋をよろしくお願いします。

 

 台屋 責任者 山谷俊輔

 

台屋の由来

 

大工道具の鉋は刃と台(木部)をそれぞれ専門の職人が製造しています。刃を作るほうを「かんなかじ」と呼び、台を作るほうを「だいや」と呼んでいました。その呼び名がそのまま私たちの名前となりました。

 

 

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 創業 1946年

 
 住所 〒955-0863 新潟県三条市東新保12-19

    台屋 (有)山谷製作所 
      Yamatani Works.Ltd

TEL.FAX 0256-34-5989

 

営業時間 8:30~6:00

 

mail info@dai-ya.com

 

 

沿革

1946  先代(山谷俊平)が三条市四日町にて鉋台(かんなの木部)の製造を始める

1964年 有限会社 山谷製作所に会社組織として設立

1978  三条市東新保12-19に新社屋を新築

2000  ボード用カンナの製造を開始

2001年 山谷俊男が代表取締役に就任

2004  丸の用定規の製造を開始

2006  材料保管の土地、倉庫増設

2014  台屋の鰹節削り器発売