台屋の鰹節削り器 別注青紙×ブナ
箱
シンプルに直線と曲線を組み合わせたブナの箱。硬くて重厚、明るい赤淡色。食器棚にも入るように大きさにこだわりました。厳選した無垢材を削り出しした箱には継ぎ目がないので美しく長く使えるのが特徴です。そして一つ一つ丁寧に磨き上げた表面は触った感触が赤ちゃん肌。ピカピカになって冷たい感じになるのをあえて避け、木が持つ本来の柔らかさを表現しました。最後に安心安全、100%クルミオイル仕上げ。一見すると鰹節削り器には見えませんが、結んだ江戸打ち紐がうまくコラボレートしてあたらしい和の雰囲気を漂わせています。
そして、台屋独自の削った鰹節を取り出す際のすべり台。鉋台を作る技術の応用で鰹節が散らばることなくスムーズに取り出せます。
6種類の江戸打ヒモのカラーバリエーション
藤(ふじ)、白、紅、紫、蜂蜜(はちみつ)、若草
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鉋刃
打ち刃物の産地、新潟県与板町。本職の大工さんが使う高級鉋と同じ製法で長年の経験と熟練が生み出した鉋刃。鋼は青紙。SK鋼から不純物を取り除きタングステンとクロムを添加。耐摩耗性を大幅にアップすることにより長く削れるすぐれた刃物。今回特別注文という形で台屋の鰹節削り器になりました。
鉋台
1946年から続く台屋の本業の鉋台(鉋の木部)の仕込み。冬場に伐採した樫の木の白い部分を厳選。数年乾燥させます。
それを各工程を経て一枚一枚厚みや形が違う鉋刃を仕込んでいきます。研究の結果、鰹節がきれいに切れる8分勾配仕込み。
最後に業界初である「試し削り」をしてお客さまのもとへ届けられます。