2014年

7月

04日

鉋刃の調整方法、3ステップ!

台屋の鰹節削り器は他ではやっていない「試し削り」をしてそのままの状態で出荷しますのでお客様が刃の調整をする必要がありません。

しかし、刃の調整も3つのステップでできます。

 

1、刃を出す

刃は鉋刃の頭部分を叩きます。

刃は0.05ミリ(新聞紙1枚分)出すだけです。

台のお尻側から刃先の出具合を見ますが

出た!

と思ったら出過ぎの場合がほとんどです。(←ここ重要)出すぎると粉状の鰹節になりますので試し削りをすればすぐにわかります。

光の加減で見えやすい位置があるのでさまざまな角度で刃先を見てみましょう。刃の出具合を指先で触ってみる方法もありますがけがの無いよう十分気を付けてください。

刃先が出過ぎていたら下記「3、刃を抜く」をやってください。

 

写真の木づちは台屋特製の「かまぼこ木づち」
写真の木づちは台屋特製の「かまぼこ木づち」
台の尻側から刃先を確認
台の尻側から刃先を確認

 

2、刃先左右の確認

刃を出すと斜めに出ることもあります。

その時は刃の横を叩き調整します。

3、刃を抜く

刃先が出過ぎた場合は鉋台(鉋の木部)の頭部分を叩きます。軽くたたけば少し刃先が潜り、強く叩けば多めに潜ります。

刃を抜きたい場合は叩き続けます。軽く指で押さえると飛び出してしまうことがありません。

まとめ

刃を出すときは試し削りをしながら少しずつ刃先を出していきましょう。

出た!と見えた時には刃先が出過ぎの場合が多いです。

何度かやっていると光の加減などで刃先を見るコツをつかめるのでがんばりましょう。

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